ミーロジャパン代表 福田就任一周年記念 本社インタビュー(翻訳)

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ミーロジャパン福田代表の就任一周年を記念して、本社PRチームとのインタビューが実施されました。そのインタビューの翻訳版をこちらのブログにも掲載させていただきます。

ミーロジャパンの代表・福田強史

「ビジュアルテック」を日本に広めるということ

「外国企業が日本で成功することは簡単なことではありません。」

「AppleやMicrosoftように日本市場への浸透に成功した会社もありますが、そのプロセスには何年もかかりました。2007年に日本でiPhoneの販売を開始したAppleは販売当初の苦戦を根気強く乗り越え、今では日本の携帯電話市場の60%を締めるようになりました。一方で世界の携帯電話市場の40%のシェアを占めていたノキアは、日本での売上は1%未満に終わり日本市場から撤退を余儀なくされました。」

そうインタビューを始める福田。

ミーロジャパン代表就任から1年が経過した現在、小規模ながらも日本のみならずAPAC圏のプロジェクトも管理する少数精鋭の日本チームを率いてより多くの企業にミーロのサービスを広める活動に専念している。

日本という非常に期待が高く、要求が厳しい市場での高品質サービスの提供を長年心掛けてきた福田は、国際的なビジネスモデルを現地のニーズに適応させることと日本でビジネスを成功させるために重要なことについて語った。  

「信頼が全てです。」

「日本は世界最大の経済国の1つですが、非常に伝統的で保守的です。ここで取引する方のほとんどは日本人で、英語を話す人はほとんどいません。新参者の身であるならば、なおさら信頼を得るのは難しいです。」

そんな状況の中でも長年のIT業界でのネットワークと自身のフットワークの軽さを活かし、ミーロのブランド認知度を高める活動に注力。この1年でも多くのビジネスチャンスやPRの機会をものにしてきた。テクノロジーとビジュアルコンテンツを通じてビジネスに変革をもたらす必要性とその可能性についてより多くの日本企業に知ってもらい、ミーロのサービスを使ったオンラインでのブランディングの有効性を説いている。

「ミーロがフランス・パリから来ているということは重要なトピックの一つです。フレンチテックというキーワードは、日本人にとってはとても新鮮です。革新的なIT企業のほとんどはシリコンバレーから来ていますが、フランスでもテクノロジーを駆使した新たなスタートアップ企業が存在していることはまだまだ知られていないため、興味をもってくれる方も多いです。一方で、日本では残念ながら技術を導入しても最大限活用させるという意味ではまだまだ後進国で多くの日本企業は現在でもファックスや紙媒体を使用しています。政府も積極的にデジタル化を加速させようとしていますが、ミーロのような企業が日本市場で今後大きな役割を果たすことができると信じています。」

福田はミーロを「ビジュアルテックカンパニー」と表現する。

その名のとおり、ミーロのサービスは写真だけにとどまらない。ミーロはビジュアルを強みととして捉え、一貫性と品質の整ったビジュアルコンテンツを提供し、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援することで売上と生産性の向上に貢献している。

「日本では知らない会社と取引することに対して躊躇することが多いですが、一度試してみてサービスの有効性が分かると継続して使ってくださる傾向があります。我々の顧客で不動産大手の三井不動産様の例がとてもいい例です。やはりサービスの品質に妥協は許されません。信頼が全てです!」

虹の色 

「国境を越えて事業を運営し、プロセスを標準化するには多くの課題があります。Microsoft、Coca-Cola、Procter&Gambleなどの多国籍企業はそれを成し遂げてきましたが、それには数十年かかっています。ミーロは4年という比較的短期間の間で国際的にサービスを拡大してきましたが、まだまだ機敏に、柔軟に対応していかなければなりません。」 

フランス企業をPRのキーワードに使う一方、福田は顧客との日々のやりとりでフランス的エッセンスを取り入れることは一切無い。日本のお客様の期待に応えるため、常に顧客第一主義の姿勢である。

「ミーロのグローバルガイドラインを尊重することは重要ですが、何よりもまず顧客の意見に耳を傾ける必要があります。例えばフランスでは料理の撮影にフラッシュを使用することは推奨されていませんが、日本のフードデリバリー業界のお客様はフラッシュ付きの写真を好みます。日本の撮影ガイドラインと価格設定を詳しく説明する際には、こうした期待を考慮に入れることが私たちの役割です。」

グローバルガイドラインとローカル市場の需要との間のバランスは、ミーロ社内の相互信頼と理解がなければ成り立ちません。

「虹には何色ありますか?と質問すると、ヨーロッパ人なら5か6色と答えるかもしれませんが、日本では7色とされています。同じ言葉が国境を越えて異なる意味を持つ場合、テーブルの周りに座ってお互いのユニークな文化の中でその言葉が何を意味するかを確認する必要があります。 言語やその国の文化・文脈が大きな違いを生みだすこともあります。コミュニケーションの中の誤解が成長の最大の障害であることをあらためて感じさせられました。」

マネージャーはオーケストラの指揮者

「調和のとれた音楽を提供するには協力者を知り、状況を把握する必要があります。彼らが疲れているかどうか、モチベーションはどうか、彼らが何を感じているかを知る必要があります。コロナ感染拡大による日本のソフトロックダウンの間、日本オフィスは完全リモート体制をとりました。しかし、チームを統一するためには、一緒に時間を過ごしメンバーとしっかり交流をとることが重要であることをあらためて感じさせられました。」 

チームメンバーを最高の資産と語る福田はマネージャーの役​​割をオーケストラの指揮者と例える。プロセスやビジネスモデルが確立されている大企業とは違い、走りながら新しいサービスモデルを展開するミーロにとってお互いを理解し、メンバー同士の会話やそこから生まれるインスピレーションはミーロ全体にとって重要な影響を与える。

常に顧客第一主義

「KPIが最初に来ると言う人もいますが、私にとってはお客様が最初に来ます。お客様がミーロのサービスに満足しているなら、ずっと愛用してくれます。なので、顧客満足度を常に意識する必要があります。これらのほとんどはKPIでは測定できないと思います。」

福田は自分自身を含み、ミーロジャパンの全員に撮影先を訪問し、ホストやフォトグラファーからの洞察を得てくることを徹底している。品質が顧客の期待に応えているのかどうか、実際の撮影現場で自分の目で確認することを大切にしている。

「撮影現場のロジスティクスを理解するために撮影現場を頻繁に訪問しています。フォトグラファーが到着するまでの時間、料理がテーブルに支給されるまでの時間、実際に撮影が行われる時間、片付けにかかる時間などのプロセスを細かく観察することで自分たちが自信を持って適切な価格を決定し、ミーロの真の価値を理解するのに役立てています。現場訪問は顧客のニーズにあった新しいサービスのアイディアを我々に与え、その良い例がバーチャルステージングの商品になります。家具を無くしたり置いたりして、部屋がどのように見えるかを表現できます。この新しい商品のアイデアはお客様の話を聞くことで生まれ、10%の売上増加につながりました。これこそがお客様との真のWin-Winの関係構築です。」

福田は顧客第一主義の姿勢を活かし、常に製品の改良に努め、3Dウォークスルーやコロナ渦中にも安心な鍵のピックアップサービスなどのヒットサービスを生み出した。

次の更なる1年に向けて

「私がミーロに入社した理由は若者の意欲と創造性に触発されたからです。まだまだ老人になりたくないです。今まで培ってきた自分の経験と若い世代の斬新なアイデアを組み合わせることで、ユニークで価値のあるものを作り出すことができると信じています。」

平均年齢27歳のミーロに48歳で踏み込んだ福田。

若い世代の発言に熱心に耳を傾け、時代が必要とする新しいサービスを日本、そして世界へ提供するために、今日も走り続けている。

福田強史 略歴:

IT分野のグローバル企業(デル、ノキア、シマンテック、マイクロソフト)にて営業・マーケティング・事業開発部門の要職を歴任。常にグローバル思考で日本における戦略立案・実行を行い、300名以上の多国籍チームでのマネジメント経験を持つ。その後は、ウェアラブル最大手のフィットビット社の初代日本代表に就任し、フィットビットでのスタートアップ経験から培った知識・経験を活かし、再度スタートアップ挑戦の場としてミーロジャパンの総責任者に就任。

原本:https://www.meero.com/en/news/corporate/1071/How-Tsuyoshi-Fukuda-Is-Bringing-Visual-Tech-To-Japan

関連記事:https://listen-web.com/blog/story/tsuyoshi-fukuda?fbclid=IwAR2e5Lfgx5mmFrJNr1LbSR5QUKh8HGYJmnSWhi7vHSJ55PAOmdIsA3IiLiY

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